三笑亭笑三のRAKUGO人生
人間、上もなければ下もない
1988年2月発行 1400円
北泉社
三笑亭笑三師匠、落語家生活40年、60才を記念して出版されました。
その間に、見たり、聞いたり、感じたり、験したりして来たことを書かれています。
残念ながら絶版です。
しかし、探して購入する方がいるようで、いまだにサインを求められています。
笑三ファンの方は、図書館等でリクエストして、ぜひ、読んでみてください。
第1章 生活にユーモアを
第2章 落語家−いま・むかし
第3章 らくご・アラカルト
第4章 雑感/わが落語人生
落語の協会は、落語協会と落語芸術協会の二つあります。笑三師匠は、幸せなことに、事情があって、両協会に所属していました。その時代に両協会の師匠や先輩方の芸を見聞きしていました。その師匠たちとのエピソードを紹介しています。
「想い出のなかの師匠たち」
古今亭志ん生師匠・桂文楽師匠・桂三木助師匠・三笑亭可楽師匠・三遊亭円馬師匠・三遊亭円生師匠・一龍斉貞山師匠・林家彦六師匠・春風亭柳橋師匠・三遊亭歌笑師匠・柳亭痴楽師匠
「人気の七人の侍たちは、いまも・・・」
林家三平・立川談志・桂文治・三笑亭夢楽・春風亭柳好・春風亭柳昇・牧伸二
なかでも、笑三師匠の師匠である可楽師匠と円歌師匠、文楽師匠のエピソードは感動ものです。また、大師匠方の懐の大きさは、見事です。
話し上手になるコツについて、柳家金語楼師匠や林家三平師匠のエピソード等をあげて紹介しているほか、
身近な生活の中からのヒントや8ミリ映画の監督の奮戦記を紹介しています。
落語は、もともと公卿のおとぎ話から始まりましたが、それを庶民レベルに下ろしたのが、初代三笑亭可楽、笑三師匠の可楽師匠の8代前の師匠です。
落語とは切っても切れない、「落語と食べもの」、「落語とお酒」を思いつくままに書かれています。
また、名人芸と職人芸について語っています。
噺家になった切っ掛けから、半生記を振り返ります。懐かしい前座時代の失敗談も紹介しています。